☆ー目次ー☆
「ブルジュ・ハリファ」と超高層建築の未来
☆2025年現在、世界で最も高いビル
アラブ首長国連邦・ドバイにそびえる ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)。その高さはなんと 829.8メートル。地上163階建てという桁外れのスケールで、完成から15年経った今も世界一の座を守り続けています。
ドバイの象徴、ブルジュ・ハリファ
ブルジュ・ハリファは2010年に完成しました。ドバイといえば砂漠と海に囲まれた都市ですが、このビルはまさに「未来都市」の象徴。夜になるとライトアップされ、まるで空に伸びる光の柱のように輝きます。
建物の内部は、ホテル、オフィス、レジデンス、展望台など多彩な用途に使われています。特に124階・125階、そして148階にある展望台からの眺めは圧巻。眼下には近代的な高層ビル群と、遠くに広がる砂漠とペルシャ湾。まるでSF映画のワンシーンに迷い込んだような
一般客が行ける最上部
ブルジュ・ハリファの上層部と屋上事情
世界の超高層ビルランキング
ブルジュ・ハリファに続く「世界の高層ビル」たちも、各国の都市を象徴する存在です。
- 第2位:ムルデカ118(マレーシア・クアラルンプール)下記の写真参考
高さ678.9m。2023年に完成したばかりの新星で、外観はクリスタルのような多面体デザイン。
- 第3位:上海中心(中国・上海)高さ632m。ねじれたフォルムが特徴、環境に配慮した評価がされています。
- 第4位:アブラージュ・アル・ベイト・タワーズ(サウジアラビア・メッカ)
高さ601m。巨大な時計台を備え、巡礼都市メッカのランドマークとなっています。
- 第5位:平安国際金融中心(中国・深圳)高さ600m。金融都市・深圳の象徴的存在です。

こうして並べてみると、アジアや中東の都市が「高さ競争」をリードしていることが分かります。
では、なぜ人類はここまで「高い建物」を建てようとするのでしょうか。理由はいくつかあります。
未来の世界一「ジッダ・タワー」とは?
実は現在、サウジアラビアで建設中の ジッダ・タワー(Jeddah Tower) が完成すれば、高さは 1,000m超。人類史上初めて「1kmの壁」を突破するビルとなる予定です。
ただし、工事は度々中断しており、完成時期はまだ不透明。それでも「空に届く塔」という夢は、多くの人の想像力をかき立てています。高さの先にあるもの。
ブルジュ・ハリファをはじめとする超高層ビルは、単なる「高さの競争」ではなく、人類の挑戦と夢の象徴です。
それぞれのビルには、その土地の文化や歴史、そして人々の願いが込められています。
おまけ:日本の建築物でもっとも高い高層は?
日本の高層建築物ランキング(2025年時点)東京都港区にそびえる 麻布台ヒルズ森JPタワー は、地上64階建て、高さ325.4メートルを誇り、2023年に竣工しました。その高さは東京タワー(333メートル)に迫り、日本の超高層ビルの中で第1位となっています。
一方、日本で最も高い人工物は 東京スカイツリー で、尖塔を含めると高さは634メートルに達します。スカイツリーには二つの展望施設があり、特に人気なのが高さ約450メートルに位置する 天望回廊(フロア445〜450) です。ここではチューブ型のガラス回廊を歩きながら、まるで空中を散歩しているかのような体験ができます。最上部の 「ソラカラポイント」(フロア450) は、スカイツリーで最も高い展望フロアとして知られています。

まとめですわ☆
2025年現在、世界で一番高いビルは ブルジュ・ハリファ(829.8m)。
しかし近い将来、ジッダ・タワーが完成すれば、その記録は塗り替えられるかもしれません。
「空を目指す」という人類の夢は、古代のピラミッドや中世の大聖堂から続いてきたもの。ブルジュ・ハリファはその延長線上にある現代の「天空の塔」なのです。
私たちが次に目にするのは、1,000mを超える「雲を突き抜ける塔」かもしれませんね。











こんにちは。今日は「世界で一番高いビル」というテーマで、少し旅行気分を味わえるようなお話をしてみたいと思いますわ。